2012年12月01日

ALGO

ALGO


監督:ベン・アフレック
撮影:ロドリゴ・プリエト
出演:ベン・アフレックほか


ベン・アフレック監督作品、初めての鑑賞でした。
以前より監督作品は評判がいいと聞いて、期待して観ました。

タイムリミットものとして定番のあおり方、
ちょっと説明の多さもやや気になったものの、
序盤の映画の発端となる米大使館での事件もツカミとして悪くなく、
市内を移動中の車内で民衆に取り囲まれる恐怖、
バザールでの一触即発の空気、
家政婦と武装市民の玄関でのやり取りの緊張感、
それらのシーンでの演出力が私たちを感情移入させ、
私たちをこのプロジェクトの目撃者とさせることに成功させている。
ラストには役者のいい表情を捉え、私たちにもようやく安堵の時が与えられる。

エンドロールに実際の人物達の顔写真が並べられるのも、
この企画に入れ込んだ熱が感じられて良かった。
また、家政婦の物語もちゃんと回収している脚本もよかった。

脇役のジョン・グッドマンが私を画面上で安心させてくれたし、
ベン・アフレックも好ましいひげ面にアイドル臭さはもうなく、
以前よりずっと渋い役者になっていて好感が持てた。

前作の「ザ・タウン」も近日中に観たいもんだ。



Posted by henry at 17:46│Comments(0)
 
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